今週の練習9月16日 ~ 反復練習の意味 ~

【時間】 19時00分~21時00分
【場所】足利大学附属高等学校レスリング道場
【練習内容】
・準備運動
(ジョギング、ダッシュ、マット運動、ブリッジ)
・補強運動
(四股、手押し車、etc.)
・スタビリティ・トレーニング
・整理体操

三連休初日の土曜日でしたが、ミニレスではいつもどおり、厳しく楽しく練習を行いました。

先週は、タックルに入って相手を倒し、ネルソンでフォールをねらうところまでを練習しましたが、今週は、相手を倒してからローリングでポイントを取るところまでの動きを復習しました。
新しく加わったメンバーもいるため、基本的な部分を確認しながら、練習を行いました。

レスリングに限らず、スポーツでも勉強でも、レベルアップするためには、必ず繰り返し練習をしたり、何度も復習をしたりすると思います。
反復練習することで、「頭ではなく、体で覚える」という言い方をすることがありますが、言い換えるなら、「頭で考えなくてもできるようになる」ということなのだと思います。

例えば、まだレスリングの技術が未熟な人の場合、相手が左脚にタックルをしてきたときには、

  1. 相手の動きを見る(もしくは相手の力を感じる)= 知覚
  2. 左脚にタックルを仕掛けられたことを知る = 認識
  3. 対処方法を考える = 判断
  4. 左脚を下げてタックルを切る = 反応

というような手順を踏むことになりますが、これでは時間がかかりすぎるためにタックルを防ぎ切ることがむずかしくなります。
一方、何度も練習を重ねてそれなりに上達している人の場合、相手の動きに対する対処方法がパターン化されているため、上の手順のうちの3番にかかる時間がほとんどゼロになります。
また、2番と4番にかかる時間も短くなります。

  1. 相手の動きを見る(もしくは相手の力を感じる)= 知覚
  2. 左脚にタックルを仕掛けられたことを知る = 認識 ←時間短縮
  3. 対処方法を考える = 判断 ←ほとんどゼロ
  4. 左脚を下げてタックルを切る = 反応 ←時間短縮!

つまり、これが「体で覚える」ということの本質です。

レスリングでは、毎回同じ技を繰り返し練習すると思いますが、この反復練習は強くなるためにはまちがいなく必要不可欠です。

同じことを繰り返すことを退屈に感じたり、きついなぁ~と思ったりする子もいるかも知れませんが、反復練習の意味を知ればきっと練習に対する見方が変わるのではないでしょうか。

今週も練習お疲れ様でした。

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