今週の練習9月9日 ~ ストロングポイントを活かしてウィークポイントを攻める ~

【時間】 19時00分~21時00分
【場所】足利大学附属高等学校レスリング道場
【練習内容】
・準備運動
 ジョギング、インターバルトレーニング、マット運動、etc.
・スタビリティトレーニング
・組手、フットワーク
・タックル打ち込み
・タックル→グランド
・補強運動
 あひる歩き、うさぎ跳び、ジャンプスクワット
・整理体操

9月に入り、暑さもピークを過ぎたように思います。
秋には、壬生大会や足利大会など、いくつかの大会へ出場する機会があるので、一層奮励努力して練習に取り組みたいと思います。

今週は、大会へ向けてやや基本的な部分を見直しながらやや実践的な練習を行いました。

レスリングでは、グランド(相手が伏せた)状態で相手のバックに回った場合や、グランド状態で技を仕掛け、90度以上体を返した場合などにポイントを獲得することができます。
今回は、タックルで相手を倒してグランド状態へ移り、バックを取ってからネルソンで相手の上体をひっくり返して、ポイントorフォールをねらう動きの練習を行いました。

ネルソンは、グランド技の中でも最初に習う技の一つですが、実はレスリングの基本的な考え方が詰まった重要な技でもあります。

レスリングでは、相手に対して有利なポジションを維持し、相手の弱点を制しつつ、自分の力を最大限発揮できるように技を仕掛けてポイントやフォールをねらいます。
今回練習したネルソンでは、バックを取った状態(= 相手に対して有利なポジション)から、相手の首(= 相手の弱点)に対して体重をかけて動きをコントロールしつつ、相手の片腕をホールドして両脚でマットをけりながら体重を移動して(= 自分の力を最大限発揮)、相手をひっくり返します。

このように、自分のストロングポイントを活かして相手のウィークポイントを攻めるという考え方は、レスリングの色々な技の中に見られる基本の一つです。

逆に言えば、何か技を練習するときには、ただ漫然と取り組むのではなく、

  • 相手に対して有利なポジションをキープできているか
  • 相手の弱点をコントロールできているか
  • 自分の力を最大限発揮できているか

という視点をもつことが上達への近道だと思います。

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