今週の練習10月14日 ~ 他山の石…他のチームのメニューを取り入れよう ~

【時間】 19時00分~21時00分
【場所】足利大学附属高等学校レスリング道場
【練習内容】
・準備運動
 (ジョギング、ダッシュ、マット運動)
・補強運動
 (四股、ジャンピングスクワット、あひる歩き、うさぎ跳び、地獄車)
・スタビリティ・トレーニング
・タックル打ち込み
・がぶりからの展開
・整理体操

今週は、先週日曜日の強化練習会で教わった準備運動や補強運動を取り入れたウォーミングアップを行いました。
四股歩きやクランクの状態からの横移動など、足腰や体幹の強化につながるものも多く、ミニレスのメンバーにとっては少し大変だったのではないかと思います。

スパイダーの楳沢先生のご説明では、四股歩きはネクサス・ヨコスカが取り入れている練習メニューだそうです。
四股歩きは相撲の基本的なトレーニングの一つで、足腰の強化には非常に有効ですが、レスリングの練習では比較的珍しいかも知れません。
監督が相撲経験者のチームならでは特色のある練習法だと感じました。

普段行わないようなメニューが加わると、急に練習がきつく感じることがあると思います。
あまり使わない筋肉を使うからきつく感じるという側面もあるでしょうが、慣れていないから身体を思い通りに動かせずに、心理的に余計につかれるのかも知れません。
レスリングは、いろいろな体勢から有利なポジションを取りつづけてポイントやフォールをねらう競技です。
基礎的な体力の強化はもちろん重要ですが、普段からさまざまな動きに慣れておくこともとても重要です。
他のチームの練習方法を取り入れることで、自分の弱点に気付けたり、その弱点の克服に役立てられたりできればよいと思います。

次に、前回の練習で重点的に復習した両足タックルに対する防御の続きで、がぶりからの展開を練習しました。

タックルを切った後だったり、スナップダウンと組合わせたりしてよく使うのが、”がぶり”です。
相手の首(あご)と片方の二の腕(肘)を制してバックに回ったり、がぶり返しやパンケーキ、無双などさまざまな技へ移行するためのテクニックです。

今日は、その中でも基本となる、がぶりからバックを取る練習を行いました。
がぶりのポイントは、次の技へ移行する時に、相手にプレッシャーをかけつづけることです。
バックに回る場合、常に相手の肩口~背中に体重をかけて、足首を取るまでは片方の手であごを制しつづけます。
がぶりの体勢から、あごを制している手を持ちかえて、相手の上腕を取ってバックに回る方法もありますが、この場合もつねにプレッシャーをかけつづけることが重要です。

がぶりで相手の体勢をくずすところまではできても、その後なかなかバックに回れない子や、バックに回ろうとしたタイミングで相手に逃げられることが多い子などは、どこかのタイミングでプレッシャーが抜けていないかを点検してみましょう。

だんだんと秋も深まり、スポーツに適した気候になって来ました。
レスリング以外のスポーツをやっているメンバーも多いかと思いますが、この時期を活かして、競技を問わず全力で取り組み、きのうの自分を超えて行きましょう。

今週も練習おつかれさまでした。

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