今週の練習3月16日 ~目標となる選手との距離~
【時間】 19時00分~21時00分
【場所】足利大学附属高等学校レスリング道場
【練習内容】
・準備運動
(ジョギング、ダッシュ、マット運動、etc…)
・補強運動
(ジャンピングスクワット、四股、あひる歩き、うさぎ跳び、etc…)
・スタビリティ・トレーニング
・タックル打ち込み
・四つ組の攻防
・ローリング練習
・タックルに入ってからの攻防
・整理体操
・習ったことの確認、復習(中学生、上級生)
・保護者向けのルール説明
こんにちは、足利ミニレスリングクラブです。
先週の3月10日(日)には足利大学附属高等学校で小学生を対象とした合同練習会が開催され、ミニレスからも多くの選手が参加しました。
練習会には、志土地翔大コーチと東京五輪金メダリストの志土地真優選手も参加され、とても貴重な体験ができました。
レスリングは、世界的に見ればメジャーなスポーツですが、国内においては比較的マイナーなスポーツと言えます。
類似する競技との比較で言えば、日本における柔道の競技人口が約12万人であるのに対し、レスリングの競技人口は約1万人にとどまり、その差は優に10倍を超えます。
女子に限定すると、例えば高体連の登録数では、柔道が約5000人であるに対し、レスリングはわずか200人ほどであり、その差は歴然です。
野球やサッカーなど、比較的競技人口の多いスポーツと比較した場合は、レスリングの競技人口の少なさはなおさら際立ちます。
かと言って、日本はレスリングの競技力が低いわけではなく、オリンピックを含む様々な国際大会で優秀な成績を残す選手も少なくありません。
言うなれば、初心者から全日本レベルあるいは世界レベルの選手が少ない競技人口の中にぎゅっと凝縮されているのです。
一見すると、競技人口が少ないことはマイナスであるようにも思えますが、悪いことばかりではありません。
他の競技人口の多いスポーツでは、世界トップレベルの選手から直接指導を受ける機会はかなり限られています。
しかし、レスリングでは今回の合同練習のようにオリンピック金メダリストから直接指導を受けたり、アドバイスをもらったりする機会もあります。
近隣のクラブ等で指導されている先生方の中にも、ものすごい実績を残されている方が多くいらっしゃいます。
競技者にとって、目標となる選手や指導者が身近にいることは、練習に対するモチベーションを高めることに役立ちます。
普段の練習においても、全国レベルあるいは世界レベルのレスリングを経験されている先生方に教えてもらえることは、メジャースポーツにはないレスリングの良いところなのではないかと思います。
さて、本日の練習では、先週に引き続き基本的な技術の解説と反復練習を行いました。
先週の合同練習では、普段の練習よりもやや高度な技を教わったと思いますが、まずは基礎からしっかりと練習します。
練習後、中学生、上級生が居残り練習をする裏で、保護者を対象に少年少女レスリングのルールについての説明が行われました。
レスリングは頻繁にルールが変わるスポーツですが、少年少女のルールはほぼ変わりません。
ですので、一度ルールを覚えてしまえば、試合を見る時などに何がどうなってポイントが入ったのか、なぜ反則になったのかなどが分かるようになります。
ご家庭で自主練習を行う場合も、ルールを意識した練習を行った方が効率的ですので、ぜひ保護者の方々にもルールを知っていただきたいと思います。
今週も、練習お疲れさまでした。