今週の練習1月13日 ~寒い日の体力作り~

【時間】 19時00分~21時00分
【場所】足利大学附属高等学校レスリング道場
【練習内容】
・準備運動
(ジョギング、マット運動、etc…)
・補強運動
(腹筋、背筋、etc…)
・スタビリティ・トレーニング
・バック取り合い
・整理体操

今週の練習は、体力強化メニューが中心でした。

冬季は体力づくりに適した季節だと言われています。
人間の体には、エネルギーを蓄えるための白色脂肪細胞とは別に、脂肪を燃焼して熱エネルギーを作り出すための褐色脂肪細胞と呼ばれる脂肪細胞があります。
褐色脂肪細胞は、寒い季節などに体温低下をトリガーとして脂肪を燃焼し始めると言われています。

このため、冬季にランニングを行ったり、筋力トレーニングを行ったりすると、効率よく脂肪を燃焼して体重を落とし、運動能力を向上させたりすることができると考えられています。

運動能力を強化する場合には、自動車などの加速能力を評価するためのパワーウェイトレシオという指標を参考にするとよいと思います。
物理法則にしたがえば、物体の加速度は物体の質量と物体に加わる力の比率によって決定されます。
物体の質量が小さければ小さいほど、また、物体に加わる力が大きければ大きいほど物体は一気に加速することができます。

つまり、冬季に練習を頑張って体脂肪率を下げ筋力を向上させることは、バラストをなくしてエンジンの出力を上げることに相当し、自ずと発揮できる瞬発力を大きくすることにつながります。
これによって、フィジカルの側面から言えば、タックルの威力が増したり、技から技への連携がスピーディになったりすることが期待できます。

冬季はフィジカルの強化に向いているという話の裏には、実はこのような理由があります。
まだまだ寒い日が続きますが、暖房の効いた部屋にとじこもらずに、練習以外でも外に出て体を動かすようにしましょう。

今週も練習おつかれさまでした。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です