今週の練習2月24日 ~なぜなぜ分析で強くなる~

【時間】 19時00分~21時00分
【場所】足利大学附属高等学校レスリング道場
【練習内容】
・準備運動
(ジョギング、ダッシュ、マット運動、etc…)
・スタビリティ・トレーニング
・構え
・タックルに入ってからの攻防
・ローリング練習
・整理体操
・スパーリング(上級生のみ)

こんばんは、足利ミニレスリングクラブです。2月も終わりに近付き、いくぶんか寒さも和らいで来たように思います。

今週は、構えや両足タックル、片足タックルなどの基本を復習した後、実戦的な練習を多めに行いました。
グランドでは、先週に引き続きローリングを重点的に練習しました。

技を練習するときは、①まずお手本を見て、②技のかけ方やポイントの解説を聞き、③実践してみるという流れになると思います。
実践の段階では、最初は約束稽古を行い、その後、攻守を決めてある程度本気で攻撃or防御を行い、最後はスパーリングの中で有効性を確認することによって”使える技”に仕上げて行きます。

注意点として、約束稽古の段階から、受け側がしっかりと技を受けてあげることが大切です。
「今のかけ方は効いたよ」「ポイントがずれているよ」など、受け側が取り側に何らかの気付きを与えられるように練習するとよいとでしょう。

試合では、約束稽古とは違って、相手がどのように戦術を組み立て、どのような技を仕掛けてくるのかは未知数です。
練習中で一つ一つ工夫して技の精度を高め、必ずスパーリングで試してみて、誰が相手でも”使える技”に仕上げておきましょう。

なかなか上手に技がかからないときは、「どうして技がかからないんだろう」と考えることも大切です。

例えば、ローリングが上手くできないときに、
「途中で相手に乗っかられてしまうから失敗する。」
という原因に気付いたとします。

それでは、なぜ相手に乗られてしまうのでしょうか。
「ローリングをかけている途中で相手の体と自分の体が一体化していないから。」
それでは、なぜ相手の体と自分の体が一体化していないのでしょうか。
「自分の体と相手の体の間に隙間ができてしまうから。」
それでは、なぜ自分の体と相手の体の間に隙間ができてしまうのでしょうか。
「途中でクラッチがゆるんでいるから。」
それでは、なぜ途中でクラッチがゆるむでしょうか
「そもそも最初にクラッチを組む位置が浅い(遠い)から。」

このように、原因の原因について考えて行くと、だんだん上手くできない本当の原因が見えて来ます。

一つの原因に対して、さらに「なぜ?」と原因を考えることを「なぜなぜ分析」と言います。
場合にもよりますが、「なぜ?」を5回繰り返すと、原因の本質にかなり近付くことができると言われています。

たくさん練習してもなかなか思うように上達できないと感じたときには、なぜなぜ分析を行ってみるとよいかも知れません。

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